飲食店で一年中氷水は必要か?

 江戸時代、庶民は冬にお湯を出して客をもてなしていたらしい。

 現代の東京では、普通の飲食店に入っても一年中9割の確率で、氷の入った水が出てくる。
ところが、これがいつのころからの慣習かというと、私の不確かな記憶によれば
わずか3年前の東日本大震災の当時は、まだ5割以下の
多少高級感を売りにしたい店だけだったように思う。

 
 つまり震災後の停電や節電と話題になっていた時期から、少しずつ単なる水から
氷入りの水に変換が進んだわけだ。勿論気化熱と比べれば氷を作るエネルギーは
さほど大きくないとはいえ、東京全体ともなればそれなりのエネルギーになるに違いない。

 勿論真夏の氷水は、私だって美味しいと思う。
しかし一昨日は5月とはいえ、肌寒い一日だった。それがやっと暖かい建物内に入ることができた
と思ったら出てきたのが、氷水では、がっかりしてしまう。まして真冬ならなおさらだ。

 また身体のことを考えても、東洋医学系の健康法では
すべて水分は常温で摂取することになっているが、
そんなことを挙げるまでもなく、それが一番身体への負担が少ないはずで、
最近の体温が低い成人が増えているというような健康問題も、
飲み物が全く無関係ということはないだろう。


 原発を廃炉にするとか、地球温暖化
(本当に温暖化が進んでいるのかどうかは、多少怪しいところは残るが)
に向けた取り組みには、我々自身の生活を振り返る視点も必要だろう。
震災後、一時照明の明るさを落とすというような取り組みが、広範囲で見られた時期もあったが、
今は元に戻る以上に、浪費生活になってしまったところも多いように感じる。

少なくとも身体のことからもエネルギーの点からも、
無駄としか思えない夏日以外の氷水はいらないと思う。


 そしてもし氷水にしている理由が、常温では水が不味くて飲めない
(多摩川水系の水は良いが、利根川水系の水はまずい
(1980年ごろ日本一不味い水道水に指定されたことがある。)
だから池袋の店は水道水を濾過せずそのまま常温で出したら不味くて飲めない。)
という理由なら、電気代の代わりに是非高機能の浄水器をつけて、普通に美味しい水を
常温で出してもらいたいと思う。
«後記»東京都水道局は金町浄水場の浄化能力を高める計画を発表した(2014・5月)。


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 5

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント

片靴
2014年05月21日 09:15
百姓家で生まれたからかもしれませんが、温度管理した温室で栽培した「早出し」野菜や季節外れのものには違和感を感じ、買う気になれません。山妻が買ってくるのは、黙認していますが ^^;)
日本は豊かなのでしょうね、温室栽培の季節外れの野菜を食べても、石油を食べているとは思いませんから・・・
2014年05月21日 10:21
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、まだまだ日本は「豊か」なのでしょうが、5年後、10年後を考えると明るい展望はなかなか得にくい気がします。この際過労死が出たりするような働き方を見直すとか、温室栽培の野菜を減らしたりするような、「真の」豊かさの贅肉のようなところを見直すことで、持続可能な社会に緩やかに変身できれば良いのにと願っていますが、どうもTPPとかそういう方向とは反対の方向に向かって行きそうですね。

この記事へのトラックバック