宮部みゆき「希望荘」(小学館)読んだ




以前に「ペテロの葬列」を読んでいて、宮部みゆきはミステリーの「訳あり」探偵の「訳」
の部分を書きたくなったのだろうと予想したが、その予想は概ね当たったのではないか。

本や広報誌の編集者であった主人公が探偵事務所を開設するには、
それなりの必然性の積み重ねが必要なはずだが、そこはさすがに宮部みゆきの巧さで、
無理なく、事務所を開設するところまで話を進行させる。

そこで時代に合わせて東日本大震災を背景にした事件を、
緻密な頭脳と観察眼で依頼を解決して行く。「探偵杉村三郎」の誕生である、

ただ、私の予想では、元妻の菜穂子が新手の悪女として活躍するはずであったのであるが、
探偵業のスタートまで、かなりのスペースが費やされたので、そこまでいかなかったようである。
今村財閥の会長などもこのまま消えてしまうのも、不自然なので
この「探偵杉村三郎」の続編は、既に作者の頭の中ではかなりイメージされていて、
やはり3年以内に続編が誕生するに相違ない。

大沢在昌・三浦しをん・今野敏・藤田宣永などそれぞれ個性的な探偵を
造形しているが、そこに新たに宮部みゆきの杉村三郎も加わることになった。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 7

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック