テーマ:雑記・読書・映画

有川浩、全作品を読んだ

 とりあえず単行本で発売されている有川浩の作品は全部読んだ。以前から有川浩が高校生の女子に良く読まれていたのは知っていたが、自分が読もうとは思わなかった。  何故かというと、初期の作品がSFだったり自衛隊ものだったりしたからだ。およそSFに軸をおく作家でリアリティを持ち得た作家は殆どいない。それに自衛隊もの(非常におたくっぽい)が加わ…
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この一ヶ月の読書の記録と評価

  翁百合等「北欧モデルー何が政策を生み出すのか」(日本経済新聞社) ☆☆☆★ スェーデンを中心とした北欧諸国の「ゆりかごから墓場まで」と言われる福祉の状況を財政規律と関連させて論じた作品。時宜にかなったタイムリーな企画。北欧諸国の中では大国のスェーデンでさえ、人口はたかだか五〇〇万人に過ぎず直ちに日本に取り入れることは出来…
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三谷幸喜「ホロヴィッツとの対話」(パルコ劇場)観てきた

 最近の三谷作品は大体観ているが、「90ミニッツ」は設定があり得ない上に、台詞が生すぎて三谷の良さがあまり感じられなかったし、「国民の映画」は世評は高かったが、女優陣の出来がいまいちだった。その点この「ホロヴィッツとの対話」の舞台は、しっかり笑える上にカタルシスに相当する部分までしっかり用意された非常に完成度の高い舞台となった。 …
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テルマエ・ロマエ観てきた

 畏友のTさんが最近ブログで取り上げた映画が、Tさんらしい「道ー白磁の人」・「オレンジと太陽」という重たいテーマの映画。とすれば久しぶりに私が取り上げる映画は「テルマエ・ロマエ」がふさわしい。  この映画は旧友のA君に薦められたもの。実はこの映画の予告編は「幸せの教室」を観た時に観ていたが、古代ローマ人が、現代日本にタイムスリップする…
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管首相の正体の見分け方

 管首相を、個人的に知っているわけではないが、ベ平連での活動に加えて出身校が一部で重なっていたり、選挙区も近いと微妙に接点が多いので若いときから注目していた。そこでは否定的に評価される場合には風見鶏のようだと言われることが多かった気がする。ただ個人的には安倍元首相や石原都知事のような変な信念の持ち主よりも大衆迎合的に大衆の望む物をすばや…
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西武新宿線に特急はいらない

 小田急線のロマンスカーの存在価値というか理由はわかる。西武池袋線も奥秩父の観光地を控えてまあいいかもしれない。しかし西武新宿線の特急って一体何なんだ。こんな短い路線で特急料金を徴収して乗客を少ししか運べない車両を運行する意味があるのだろうか。 先日も乗っていた各駅停車が節電のためということで、車内の明かりが消されてしまって…
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三谷幸喜「ベッジ・パードン」を観てきた

 ある意味意外なことに非常にオーソドックスな舞台だった。倫敦留学中の夏目漱石をめぐる人々という設定で、井上ひさしにもありそうなシチュエーションである。  三谷幸喜というとコメディ作家としての印象が強いが、そういう意味では今回はコメディとしての印象は薄かったということになる。素直に笑えたのは二カ所だけだった。一回目は英語がうまく…
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今、警察小説が面白い。

 日本の警察小説は藤原審爾や結城昌治・島田一男などがその嚆矢といえると思うが(ここではジェフリー・ディーバーなどの海外の作家には触れない)、今読むとさすがに少し古めかしい。ここで今警察小説が面白いという所以は、単独でも深く味わえる作品が輩出しているだけでなく、何人かの作品を読み合わせるとオーケストラのアンサンブルのような複合的な味わいを…
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黒川博行「螻蛄(けら)」(新潮社)ー僕の採点表、ミステリー版ー

 評価☆☆☆☆         (☆=20点・★=5点、☆☆☆★★はお勧め・読んで後悔しない分岐点です。)                                                                      無条件に面白い。不死身のやくざ桑原と遊び人二宮の異色の疫病神コンビの漫才のような掛け合いが…
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ポイントカードなんてやめようー究極の無駄「モモ」の時間泥棒的世界ー

先日駅前で買い物をした。その全ての店でポイントカードの所持を訊ねられた。これってすごく変ではないですか? ポイントって他店がやってない場合に顧客を囲い込むのが目的であったはずで、初期の頃にはそれなりの成果があったのかもしれない。しかし現在のように同じ業種の店が全てやっている場合にはまったくの無駄であることは自明だろう。カードを作るとい…
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健康法本ーハーヴィ・ダイアモンド「ナチュラルダイエット」について

 ミステリーではないが、知人に健康法として薦められて読んだ。 この本のために牛乳が売れなくなったというくらい大きな影響があったらしい。それ以外はあまり大きな害になるとも思われないので、目くじらを立てる必要もないかもしれない。しかし蛋白質と炭水化物を一緒に摂ると、胃酸が中和してしまうなどという常識に反するかなり雑な論を、検証もせずに振り…
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ミステリーの時代ー佐々木譲「警官の血」の紹介と評価

「警官の血」☆☆☆★★★ (☆☆☆★★が読んで大いに楽しめるかどうかの分岐点) 次の文章はある読書新聞サークルに依頼されて寄稿したものです。個人的にミステリーや冒険小説のファンですが、謎解きにウエートがあるいわゆる推理小説はあまり好きではありません。  佐々木譲は名作といわれる太平洋三部作の『ベルリン飛行指令』『エト…
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菊池光氏を悼む

 長らくロバート・B・パーカーや競馬シリーズで知られるディック・フランシスのファンだと思っていた。 二人の作品は全部読んだはずだったのに、先日たまたま読み落としていたパーカーの奥村章子訳の「虚栄」を読んだ。一体この冗長な訳は何なんだ!緊迫感もパーカーのユーモアなどもすべてがぶちこわしだ。ここから考えると、もしかすると二人の作家と同じく…
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僕の採点リストーサスペンス映画編

ここで手始めに約30作ほどのおすすめ映画をリストアップしてみます。 ★サスペンス映画篇 ◎「恐怖の報酬」1952 ◎「悪魔のような女」1955(仏)ジョルジュ・クルーゾー                             監督  どちらもオリジナルの方。リメイクが作られてい…
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4万本の映画を観た男ー双葉十三郎「僕の採点表について」

    3月31日  いうまでもなく「僕の採点表」は雑誌「スクリーン」に50年くらいに渡って連載された映画コラムだ。双葉さんは淀川長治さんのようにテレビに出演しなかったので知名度は低いが、「僕の採点表」は非常な労作だ。何より具体的に何を観ようか迷ったときにこれ以上便利な指針はなかった。映画の出来をを点数化してしまうのは、一長一短あるの…
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